“なぜ世界をうつくしいと思うのか” 〜音で出来た宇宙の中で〜♬
星空プランナー朝海のつれづれ宇宙コラムです💫
私たちの周りにいつもある“音楽”。時に音楽に涙し、励まされたり、癒されたり、日常に欠かせないものですよね。でも実は宇宙も音なしにはあり得なかったという不思議なお話。
音楽の語源であるMUSICA【ムジカ】は古代ギリシャで産まれました。当時、宇宙や自然界は全て美しく調和されていて、その基本となる根本原理があると考えられていました。ギリシャ人は、その原理のことをMUSICA(ムジカ)と呼んでいました。
MUSICAは3種類あると言われています。
●ムジカ・ムンダーナ(宇宙の音楽)
●ムジカ・フマーナ(人間の音楽)
そして現代の私たちにも馴染みが深い
●ムジカ・インスティルメンタリース(楽器の音楽)
宇宙の音も、人間の音もわたしたちの耳には聴こえないけれど星たちは、調和をもってめぐり、人間の心と体も、調和することで生かされていると考えていたのです。それを耳に聴こえるようにしたものが、いわゆる『音楽』なのだとか♪
音楽の語源(=ムジカ)について知った時、ヒトが自然をうつくしいと感じるのは『素晴しく調和のとれた音楽だからなんだ!』と感じたことを覚えています。
たとえその音が耳で聴こえなくとも、私たちの細胞は、調和的な振動『=音楽』を感じると自然と心が震えたり、涙がポロポロとこぼれてくるものなのかもしれません。
最新の物理学によると物質はそれぞれ固有の“振動数”を持ち、わたしたちの細胞も、ミクロの世界で振動しながら物体としてのかたちを毎瞬毎秒作り出しています。
宇宙もそうしたミクロの振動の集合体。つまり“音”で出来ているのです。
“No music,No life”なんて言葉がありますが、わたしたちの細胞はもしかすると『調和的な響きの世界』にいつも還りたがっているのかもしれません。
にんげんは“音の重なり”で出来ている。波長が合うあのひとは、あなたとの振動数が近いのかもしれませんね。
響き合う想いは、時に美しいハーモニーになります。不調和があっても、チューニングすることが出来るから、何があっても大丈夫。
あなたの心から産まれる『ワクワク』『ドキドキ』のバイブレーション(=音)を、いつも大切にしてくださいね♪